
湿地のヨシ草刈を行いました(^_^)/

みなさまこんにちは!
小菅ケ谷北公園管理事務所です
待ちに待った??梅雨明けですね・・・でも連日30度越え・・・こまめに水分をとるなど体調管理に気をつけましょうね
さて、梅雨明け翌日の7月29日、湿地のヨシ草刈を行いました
これは横浜市南部公園緑地事務所主催の詰所間作業交流の一つで、その名の通り、各詰所の人たちが集まり、作業を通して意見や情報交換をし、日々の管理に役立てることが目的です
作業開始9時半なのに、朝から容赦なく太陽が照りつけ、もう日中の炎天下といった状況です(暑っ!) 最初に南部公園緑地事務所さんより作業交流の趣旨と注意点などご説明をいただきました(^_-)-☆
今日のコレっ! (2016年7月29日)
公園の維持管理は、その公園の特性を見極め、最適な管理方法を検討し、計画を策定し、それに沿ってきめ細かい管理をしていきます。単に草刈や園地の掃除をしているだけではないんですよね
いよいよヨシ刈開始!湿地に突入です・・・湿地はどろんこで普通の長靴ではどろに入ってしまうので、港の漁師さんみたいな胸まである胴長って言う長~い長靴をはいて(着てが正しいかも)作業です
9時半過ぎというのにすでに30度越え(たぶん・・・) ほんとに・・・炎天下なんです。それにもめげず周囲に注意しながら鎌でヨシ草を刈っていきます
刈ったヨシ草は、集めて湿地の外の一か所に集めます 刈る人はかがめた腰がキツイし・・・集める人も行ったり来たり・・・汗だくです・・・いずれも結構”キツイお仕事”でした・・・これも大切な交流なんです
半分終了です 胴長のプロ集団・・・勇壮?・・・すごいでしょ(^_^)/
そして作業開始から1時間半・・・・うっそうとしていたヨシ原はこんな感じに開けました・・・あとわずかです
でも、暑いし・・・腰いたいし・・・疲れるし・・・のど乾くし・・・(ー_ー)!! という間に、はい、こんな感じで完了!
みなさま・・・大変お疲れ様でした 終了後の達成感にひたってる?というか・・・みなさま”疲れたぁ”・・・・でした
ここで・・・折角の詰所間交流・・・ヨシ草刈りだけでは済ますのはスマナイ?との思いから、我ら公園管理のエキスパート生駒さんからヨシ利用についてミニ講座です 簡単に言うと”よしず(すだれ)作り講座”です よしずって夏の風物詩・・昔は多くの民家の縁側に日よけとしてかけてあったアレです 都会ではあんまり見かけないかもですね・・・ この講座にあたり、生駒さんは多忙な毎日、時間を見つけてはなみなみならぬ研究と努力を重ねてきたらしいんです・・・よしず作りの道具一式・・・これもすべて手作りらしいんです(凄いですねぇ!) さてよしずの作り方ですが、説明するのが難しいので、今回は写真だけで”こんな感じ”って想像してください すいません(ー_ー)!!
特製の糸通し道具によしずを束ねるタコ糸を通すそうです これを4個つくり・・・ヨシを1本づつ、くるくるって束ねていくんですが・・ごめんなさい・・うまく説明できません いつか”よしずの作り方”ご紹介しますね
こんな感じで束ねていきます・・・
みなさんもトライです・・・とても上手でした・・パチパチパチ(^_^)/
完成には時間がかかるので、先に夜なべ?して作った”ミニよしず”を見せてくれました(^_^)/ このミニよしず、公園のパンフレットなどを挟んで使うそうですよ・・公園のレストハウスに飾っておきますので、時間があったらみてくださいね さわってもいいです
詰所間交流終了です・・・みなさんご挨拶して、次の交流会を楽しみにします
最後に・・・ヨシについて少しだけ・・・
ヨシ(葦)は、川や湖などの近くに生える植物で地下茎を広げて、繁殖します。春に芽をだして冬には地上部は枯れます。水に浸かるような場所で生育する抽水植物です
葦の「悪し」たる点・・・湿地の乾燥化による開放水面の減少
葦の「良し」たる点・・・*動植物の住処になっている・・特にオオヨシキリの営巣場所となる *小魚の隠れ場所 *水質改善・・・水の中の養分を吸い取って成長するので水のろ過につながっている *材料としての葦・・・家屋の屋根材 *葦細工(ヨシズ・ヨシ笛など)
ヨシは環境にも私たちの生活にも役立つ植物なんですね・・・